奥歯の銀歯が気になる・銀歯とセラミックで迷っている
低価格だから、それほど見えないだろうから、と奥歯に銀歯を使用し、後になって意外と気になってしまうというケースがよく見られます。
奥歯の銀歯が気になる、セラミックを検討してみたいという方は、お気軽に当院にご相談ください。
保険の銀歯の値段について
保険の銀歯は、3割負担の方であれば詰め物で2,750~3,300円(税込)前後、被せ物で3,850~4,400円(税込)で入れられます。ただセラミックと比較した場合、金属アレルギーのリスクをはじめさまざまなデメリットがあることを知っておかなければなりません。
保険の銀歯は虫歯になりやすい?
銀歯は金属でできているため、食べ物の熱でわずかですが膨張や収縮を起こします。また、長期使用による金属の溶け出し、接着剤の破損などによって、徐々に隙間・段差が増えてきます。
そのため、汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
保険の銀歯と金属アレルギーの関係
口腔内は、常に唾液で湿っている状態です。そこに一部であっても金属を使用することで、金属の溶け出しが起こります。イオン化した金属は体内に蓄積していき、金属アレルギーを発症する原因になります。
歯科治療で使用される金属にはさまざまな種類がありますが、中でも金属アレルギーのリスクが高いとされているのが、保険治療の銀歯で使用されるパラジウムです。
銀歯からセラミックへ交換するメリット・デメリット
銀歯をセラミックに交換すると、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。
メリット
- 審美性の大幅な向上し、またその白さが長持ちする
- 精度の高い詰め物・被せ物を作ることができる
- 長期にわたって形が変わらないため、虫歯・歯周病のリスクが低減する
- 金属アレルギーのリスクが低減する
- 硬すぎないため、噛み合う歯を傷つけない
デメリット
- 治療費が高額
- 割れることがある
「割れることがある」というデメリットは、高い硬度を誇るジルコニア(セラミックの一種)を使用することで解消することができます。
奥歯におススメのセラミックの種類
セラミックには、いくつかの種類があります。特に奥歯におすすめするセラミックをご紹介します。
ハイブリッドセラミック
セラミックと歯科用プラスチックを混合して作る材料です。一定の審美性を確保しながら、費用を抑えられます。
ただし、ジルコニアセラミックやe-maxと比べると、歯科用プラスチックを混合している分、審美性・耐久性に劣ります。
ジルコニアセラミック
人工ダイヤモンドとも呼ばれる、圧倒的な硬度を誇るセラミックです。
前歯にも使用できるほどの高い審美性を持ちながら、強い力のかかる奥歯にも安心して使用することができます。
e-max
ガラスセラミックスを主成分とした新しい材料です。特に透明感に長けた美しさに定評があります。適度な摩耗性があり、噛み合う歯を傷めません。奥歯の使用に耐えうる強度を併せ持ちます。
費用について
費用は消費税込です。
内容 | 料金 |
---|---|
奥歯(4~8)インレー | 72,600円~ |
奥歯(4~8)クラウン | 107,800円~ |
ジルコニア | 143,000円~ |
ハイブリッドクラウン | 39,600円~ |
ブリッジ(1本につき) | 143,000円~ |